



5年生Aちゃんがなんとなく遊んでいた「囲碁のせ」
指導員が一緒に見ていると囲碁の小さな蓋に囲碁を94個ものせました。
「すごいじゃんAちゃん!そんなにのせれるの?!」と言うと「うち、よくやっていたから得意なんだ」と教えてくれました。
94個というと100個が見たい!と思い、「囲碁のせ遊び」をやることにしました。
子どもたちに「囲碁のせやろうよ、Aちゃん94個のせたの。100個いける子いない?」と言うと「おー、俺きっといけるわ。」と同じ5年生のTくんが声をあげ、2年生のYくんも「僕もやりたい」と入ってくれて次々と我こそはとメンバーが集まりました。
「じゃぁ、のせた個数を書いてわかるようにしよう。」と壁に紙を貼ってのせた数で順位が上がっていくようにしました。
13人の子どもたちが競い合い、”一番たくさんのせたい”と意欲を燃やしてチャレンジしていました。
「5分間でたくさんのせる方法」を一人ひとりが考えて、すごく集中していました。
正直、毎月指導員が事前に考えて行う取り組みより集中していたような気がします(笑)
子ども自身が思いついて広がった遊びはとてもいいものだなと思いました。
1位になった5年生Tくんは120個のせて達成感と喜びでいっぱいでした。
他の子たちは「Tくん、すごーい。」と尊敬のなまざしで見ていました。
下級生の憧れる人にまた一歩進んだね。
Tくんに何度も挑んだ子どもたちも諦めない気持ちと考えることがたくさんできていい時間になったと思います。